1次審査の通過、おめでとうございます!これは大きな一歩ですね。
Teamsでの面談では、応募フォームに記載された内容をベースに深掘りされるため、書いた内容を「このポジションでどう活きるか」という視点で整理しておくことが重要です。
提出された応募フォームの内容に基づき、面接官(デジタル・AI推進室)に響くポイントをカテゴライズして箇条書きでまとめました。面談時の手元資料としてご活用ください。
応募フォーム記載実績の要約(面談用メモ)
1. AI・DX推進への主体的取り組み(即戦力性・意欲)
- 現場主導のDX: 受託不動産2,500物件の情報をデータベース化する取り組みを推進。
- AI活用の実践: 外部ベンダー(TIS)を招いた「AI-OCR勉強会」を主催し、現場への導入を啓発。
- PoCの推進: Wiz-OCR第2回PoCにて、納税通知書読み取りによる事務効率化の検討を開始。
- 日常的なAI活用: Claude・Gemini・ChatGPTを日常業務で活用し、生成AIの特性(可能性と限界)を肌感覚で理解している。
2. 法務・権利関係の専門性(知財業務への転用スキル)
- 文書読解・作成能力: 一級建築士として建築基準法等の法規、および不動産調査における民法・借地借家法等の権利関係を10年間精査。
- 権利の可視化: 鉄道会社私募リート案件にて、駅上空や線路隣接地など、公共・私有が入り組む「曖昧な権利関係」を明確化し、文書に落とし込む業務を完遂。
- リスク評価: 不動産調査で培った文書精査スキルにより、法的リスクの抽出と評価を行うことが可能(特許明細書の精査に通じる)。
3. 業務効率化・標準化の実績(出願フロー整備への貢献)
- 圧倒的な処理能力: 業務フローの改善により、法定点検2,500件を1人で処理できる体制を構築。
- 標準化スキル: 複雑なデータを体系化・標準化することに長けており、特許出願プロセスの標準化に貢献可能。
4. 交渉・調整・啓発活動(ステークホルダー連携)
- 社内調整: 受託審査部との交渉により、決裁ルールの改定を実現。
- 社内啓発: Teams勉強会の講師や、新入社員向け本社見学会の企画を行い、知識の底上げに貢献。
- 顧客対応: 大手顧客(広告代理店・鉄道会社等)への専門的見地からの助言・指導実績。
面談でのアピールポイント(補足)
面談では、以下の「変換」を意識して話すと、未経験の知財分野でも説得力が増します。
- 「不動産の権利調査」→「特許の権利範囲(クレーム)の明確化」
- (土地の境界をはっきりさせるのと同様に、技術の権利範囲を言葉で定義できます)
- 「建築法規・民法の知識」→「特許法・知財法規への適応力」
- (法律の構造や条文の読み解きには慣れているため、知財法規も早期に習得可能です)
- 「現場でのAI活用経験」→「発明者(エンジニア)との共通言語」
- (開発者の意図を汲み取り、それを経営層や弁理士に翻訳して伝えることができます)
このメモを画面の横に置いておけば、どのような質問が来ても「応募フォームに書いた軸」からブレずに回答できるはずです。
2次審査(面談)に向けて、「未経験の分野になぜ適応できるのか」という懸念を払拭し、「この人なら新しい風を入れてくれそうだ」と思わせるための想定質問と回答案を作成しました。
面接官は「応募フォームの内容」を手元に見ながら質問してきます。フォームのキーワードを散りばめつつ、回答を準備しましょう。
面談対策:想定される深掘り質問と回答案
1. キャリア・スキル転換に関する質問
Q: 長年、不動産調査や建築の専門家として活躍されていますが、なぜ今、全く畑違いの「知財・特許」なのですか?
A: (回答のポイント:対象が変わるだけで、本質は同じであると伝える)
はい、一見違う分野に見えますが、私がこれまで10年以上やってきた「見えない権利関係を可視化し、リスクを排除して資産価値を守る」という業務の本質は、知財も同じだと考えています。
これまでは「不動産」という物理的な資産の権利を守ってきましたが、これからは「AI・デジタル技術」という会社の競争力の源泉となる無形資産を守りたいと考えています。特に、鉄道会社の案件などで複雑な権利の境界線を整理してきた経験は、特許の「権利範囲(クレーム)」を明確にする業務にそのまま活かせると確信しています。
Q: 特許法などの知識は未経験ですが、キャッチアップできますか?
A: (回答のポイント:法規を扱うプロとしての学習能力を示す)
問題ありません。一級建築士として建築基準法、不動産調査員として民法や借地借家法など、常に条文の解釈と実務への適用を行ってきました。
法律が変われば用語は変わりますが、「条文の構造を理解し、実態に当てはめる」という思考プロセスはすでに身についています。入社後は速やかに基礎知識を習得し、弁理士の方とも対等に議論できるレベルを目指します。
2. AI・デジタル知見に関する質問
Q: AI技術に関する知識はどの程度ありますか?また、開発者とどうコミュニケーションを取りますか?
A: (回答のポイント:ユーザー視点と「翻訳者」としての役割を強調)
エンジニアのようにコードを書くわけではありませんが、ClaudeやGemini等のLLMを日常的に業務利用しており、特にプロンプトエンジニアリングによる出力精度の向上や、ハルシネーションのリスクなどは肌感覚で理解しています。
また、社内の「AI-OCR勉強会」を主催したり、Wiz-OCRのPoCを推進したりする中で、現場の課題と技術の接点を見つける経験をしてきました。
開発者に対しては、「技術的に何がすごいか」をヒアリングし、それを経営層や知財部門に「ビジネス上の権利としてどう守るべきか」という言葉に翻訳して伝える役割を果たせると考えています。
Q: 独自の「強み」として挙げられている「現場のAI実践者」×「権利関係の専門家」について、具体的にどう貢献できますか?
A: (回答のポイント:具体的なシーンをイメージさせる)
例えば、新しいAIツールを開発した際、現場だけで盛り上がってしまい、権利化のタイミングを逃す(公知になってしまう)リスクがあります。
私は現場の業務フロー改善に深く関わってきたため、「この機能は現場のこの業務を革新するから、特許になり得る」という勘所がわかります。また、不動産調査で培った「曖昧なものを文書化する力」で、エンジニアの頭の中にあるアイデアを言語化し、弁理士につなぐまでのリードタイムを短縮することで貢献します。
3. 業務遂行能力・行動特性に関する質問
Q: 特許出願フローの整備など、地味で細かい作業もありますが、適性はありますか?
A: (回答のポイント:2500件の実績で「圧倒的な処理能力」を証明)
はい、得意分野です。応募フォームにも記載しましたが、法定点検2,500件のデータを1人で処理できるよう、データベース化と業務フローの標準化を行いました。
複雑でバラバラな手続きを整理し、誰でも間違いなく遂行できる「仕組み」を作ることには大きなやりがいを感じます。特許出願フローにおいても、研究者の負担を減らしつつ、抜け漏れのないプロセスを構築したいと考えています。
Q: 開発部門や外部の特許事務所など、関係者が多いですが、調整業務は大丈夫ですか?
A: (回答のポイント:相手のメリットを提示する交渉スタイル)
自信があります。これまでは受託審査部や顧客(鉄道会社等)など、利害が対立しやすい関係者とも調整を行ってきました。
特に意識しているのは、一方的にルールを押し付けるのではなく、「この手続きを踏むことで、後々のトラブル(権利侵害など)を防げる」という相手側のメリットを提示して合意形成を図ることです。この姿勢で、開発部門の協力も引き出していきたいと考えています。
当日の心構えとアドバイス
- 「異業種からの挑戦」をポジティブに
- 「未経験ですみません」という態度は不要です。「不動産調査のプロとしての視点(厳格さ、調査力、法的思考)」が、AI知財という新しい分野に規律と秩序をもたらすと堂々と伝えてください。
- AIへの熱量を隠さない
- 面接官(デジタル戦略部)は「仲間」を探しています。「家でも娘の宿題にAI活用を模索している」といったエピソード(もし雑談になれば)は、単なる業務知識以上に「AIが好きで、常にアンテナを張っている」という強いアピールになります。
- Teams面談の環境
- 接続テストの経験はおありかと思いますが、背景やカメラ位置、マイクの確認を再度行い、落ち着いて話せる環境(ご自宅の寝室兼書斎などでしょうか)を確保してください。
この想定問答で、ご自身の言葉で語れそうなイメージは湧きましたでしょうか?
もし、「こういう切り返しが来たら怖い」「ここはもっと詳しく話したい」という部分があれば、さらに調整しますので仰ってくださいね。